合同会社 空中八策

ドローンによる海上行方不明者の捜索

先日、高知県沖で漁業操業中に船から転落し、行方不明になられた方の海上捜索へ同行させて頂きました。

事故が起きたのは先週、2月23日の土曜日ですので計7日が経過しており、海上保安庁の捜索活動も一旦打ち切りになっています。

そして予想される漂流範囲がかなり広大なため目視での捜索は困難を極めます。

ドローンであれば、と相談の電話を受けて自社での前例も無いためただちに出動いたしました。

船上で船長、乗組員の方から行方不明の方の情報を色々聞きましたが本当に良いおっちゃんで人一倍責任感が強いがため、誤って転落してしまうといういたたまれない現状を聞き、仏様でもなんとか家族に返してあげたいという一心で事故の日から漁はもちろん止め、毎日毎日船で目視の捜索を行なっています。

なんとか気持ちに答えてあげたいと、本気で頑張ろうと心から思い、目的地に向かいました。

結果的に言うと、発見までは至りませんでした。

しかし、ドローンの捜索能力はヘリコプターにも劣らない広範囲での捜索が安全に可能で、可能性はかなり感じました。

それと同時に様々な問題点も浮き彫りになり、とてもいい経験になりました。


1、海上で足場が少なく障害物が多々ある漁船上からドローンを離発着させるのはかなり難しく、1〜2機沈める覚悟で挑まなければならない。

2、海上の風や波の高さはその場所によって大きく違い、飛び立った時と同じ条件で着陸できるとは限らない。

3、漁船の上でハンドキャッチで着陸を試みるも、エンジンを切った船は上下左右に波で煽られそこに風も加わり理想の場所へ接触を避けながらドローンを操縦しなければいけない。これがかなり難しい。

4、捜索なので常にモニターを注視しなければなりません。長時間使用すると、どんなに船酔いに強い人でも船酔いします。

5、波風による塩水の影響を機材がモロに受けてしまう。

6、13インチの比較的大きなモニターを使用していてスリック製の丈夫な三脚を使用し固定していたが、船の上では倒れる。モニターが壊れる。

などなど、様々な問題があることがわかりました。

しかしこれはあくまでも、漁船での話ですので波風の影響を受けにくいそこそこ大型の船ならばほとんどの問題が解消出来ます。

しかし、コストの面も考えると個人が連日発注するのは難しく非現実的です。

海上保安庁へ連絡も入れましたが捜索を打ち切った以上、個人使用では貸し出せないと、もっともな返事。

飛べばテキメンに作業が捗り大きな成果が出る機械があるのにほんの少しの問題で役に立たない。

今とてもはがゆい状態です。何かいい方法が無いものか、模索中です。

動画を是非ご覧ください。ドローンの可能性を感じていただけるはずです。

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